今日は広島に原爆が落とされた日ですね。
2012年の1月、私たちは移住先を探す旅をしていました。
寝泊まりは車の中。
LPガスとコンロと米を積み自炊。滞在先の地物で料理。
移住候補地は、海のある高知県、宮崎県に絞っていましたが、
どうせだったら道中、色んな所へ行ってみようと、寄り道の旅となりました。
広島平和記念公園も行ってみたかった場所の1つ。
もちろん寄り道をしました。
そこで不思議な体験をしたのです。
平和記念公園。
そこは名前の通り、平和な空間でした。
外国人の父親と日本人の母親がいて、
その夫婦の小さな娘さんがいて。笑い声が響いて。
当時2歳の息子と、その小さな女の子は、出会いの挨拶もなしに、
スタートの合図もなしに、遊び始めました。
そんな光景を眺めながら、
平和を感じ、幸せを感じていました。
そして、鐘を鳴らしました。
鳴らし終わった瞬間、
涙が止めどなく溢れたのです。
それは正に嗚咽でした。
しかし、感情はそれに反し、いたって冷静で、
なんでこんなに涙が出るんだ
人に見られたらマズイ
泣きやまなきゃ
そんなことばかり考えていたと記憶しています。
潜在意識が誘発したものなのか。
爆死した人たちの意識とチューニングが合ってしまったのか。
考えても考えても、答えが出るもんでもないですが…
忘れられない出来事であり、
8月6日に必ず思い出す出来事になりました。
今の平和がずっと続くことを願います。