酸素

前回、2つのことを念頭において実験していると書きました。

1つは酸素。もう1つはエネルギーの吸引。

農法について

2016.06.30

 

なぜ酸素?

植物も人間と同じく、
酸素を吸って、二酸化炭素を吐く呼吸をしています。

植物に密接に関わっていると言われる、土の中の好気性微生物たちも、
やはり酸素を吸って、二酸化炭素を吐く呼吸をしています。

植物は、

葉っぱ、茎、根っこ

全てにある気孔で呼吸をしているそうです。

葉っぱ、茎は空気中にあるので、酸素を吸い放題ですが、
土の中の根っこはどうなのでしょうか。

土の中に酸素はある?

土の中。根圏。
酸素濃度は低いとは思いますが、酸素はあります。

わりとガッチガチに硬くなった土を、
30cmくらい掘ったことがあるんですが、
そこに甲虫や甲虫の幼虫を見つけたことがあり、

「団粒化していない土の中でも、酸素って意外とあるんだ」

と感じたことがあります。

 

根の驚異的機能!

下記の引用文読んでみてください。

根における呼吸について

根が冠水した場合、土壌の間隙は水で満たされ、
根の表面全体が水と直接接することになります。
水に溶解している酸素を吸収することは出来ますが、
根表面に 接する水の酸素濃度はすぐに低下します。
酸素の供給は、拡散に頼ることになりますが、
水の中での酸素拡散の速さは遅いため土壌からの酸素の供給がほとんど なくなり、
根は柔細胞間隙からだけの酸 素供給に頼ることになります。
この状態が長く続くと、植物種によっては酸素欠乏をきたし「窒息状態」になります。
しかし、ふつうは、このような状態になる と、

植物は根の柔細胞の間隙を大きくしたり、

柔細胞の一部を積極的に破壊したりして、

大きな通気組織を発達させ、

地上部からの酸素供給を増加して個体の生存を図ります。

出典︰一般社団法人 日本植物生理学会

植物の根。スゴイですね。
自らを積極的に破壊し生存を図るなんて、
トカゲのシッポのようです。

植物が、根っこが生きているかぎり、
土中根圏の酸素は確保されるってことになりますね。

 

こちらのブログで詳しく説明されています。
根穴構造とは

 

酸素確保=好気性微生物生存環境保持

といった理屈にもなりえることから、
とにかく「畑を裸にしない」ということにしています。

裸にするのだったら、草生やしておいたほうがいいという考えです。

 

現在進めているのが、

マルチフィルムを使い、水没を防ぎ酸素確保と、

雨水が集中する畝間には、えん麦、麦などを植え、
絶えず根があるようにして酸素確保。

収穫し終えたら、畑全面にイネ科を蒔き、そして根を張ってもらう。

そんな考え方で、やっています。