えん麦のアレロパシー

大根を作付予定の畑のえん麦を粉砕。

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before メヒシバが目立ちますね。
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after

 

えん麦を播種したのは、5月。

アレロパシーを期待しましたが、
メヒシバ、イヌタデが結構生えていました。

アレロパシー

『植物から放出される化学物質が、他の植物や微生物・昆虫に対して阻害的あるいは促進的な何らかの作用を及ぼす現象』

アレアレ?って感じです。

 

 

そして、人参、秋ジャガを作付予定の畑のえん麦を粉砕。

before 多種多様な雑草が生えています。

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after

 

ここも播種は5月。

こちらもアレロパシー効果は見られなかったです。

 

去年、この畑で作った金時人参が、センチュウによってボコボコにされたので、
えん麦によるセンチュウ抑制も期待しています。

 

こちらの文献を読んでみると、
今回アレロパシー効果がなかったのは時期的なモノもあるのかなと思いました。

アレロパシー研究の最前線(農業環境技術研究所 藤井義晴)

★ムギ類のアレロパシー:
オオムギ、コムギ、ライムギなどのムギ類は雑草に強い(制圧作用)ことが知られていた。
オオムギの他感物質として、アルカロイドのグラミンが報告されている。
グラミンはハコベに対する阻害が強く、10ppm(6X10-5mol/l)で生育を80% 阻害するが、
ナズナやタバコに対しては阻害が弱まり、コムギには全く影響しない。
このように植物によって感受性が異なり、選択性があることはアレロパシーの特徴の一つである。

パットナムら(1979)は、枯死した作物残渣を圃場に被覆したところ、コムギの場合、76~88% 雑草を減少させることができ、
ライムギでも同程度の効果があったが、エンバクや春処理のライムギでは効果がなかったと報告している。

ライムギから、β-フェニル酢酸とβ-ヒドロキシ酪酸が分離・同定され、
シロザやアオゲイトウの根の伸長阻害作用を持つことが報告されている(シーリング、1986) 。
また、ペレスとニーマイヤー(1995)は、コムギ、ライムギに含まれるDIBOAやDIMBOAなどのヒドロキサム酸誘導体が
アレロパシーへ関与していると報告している。
ヒドロキサム酸は、カビなどの病害に対する抵抗性物質として60年以上前にムギ類から見出された二次代謝物質である。
最近の研究で、これらのヒドロキサム酸誘導体は、昆虫抵抗性、病害抵抗性のみならず、雑草抑制効果も報告されるようになった。
その植物阻害作用は、双子葉類に顕著であるが、自分自身には全く阻害作用がない。
これを利用して、コムギやライムギを天然の除草剤とする提案がなされ、
アメリカ合衆国の一部では雑草抑制に利用されている。

 

 

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